観光事業者が知っておきたい茨城県の観光資源【自然・歴史文化・レジャー・特産品】

2025年7月31日2025年8月1日

茨城県は関東地方の北東部に位置し、太平洋に面した豊かな自然、農水産物、伝統文化を有する県です。首都圏からのアクセスも良好で、日帰り・宿泊を問わず幅広い旅行商品が造成可能です。近年はアートや宇宙、サイエンスなど新しい観光資源の開発も進んでおり、多様な客層に対応した観光地として注目されています。

① 自然

太平洋に広がる海岸線、山々、湖や渓谷など、多彩な自然景観が楽しめます。

観光資源名	説明
国営ひたち海浜公園（ひたちなか市）	春のネモフィラや秋のコキアなど、季節の花景色がSNS映えする人気スポット。
袋田の滝（大子町）	日本三名瀑のひとつ。冬の氷瀑や紅葉も見応えあり。エレベーターで展望台へアクセス可。
筑波山（つくば市）	標高は低めながら多様な植生とパノラマ展望が魅力の霊峰。ロープウェイ・ケーブルカーあり。
霞ヶ浦（土浦市・行方市ほか）	日本第2位の湖。サイクリングコース「つくば霞ヶ浦りんりんロード」が整備されている。
大洗海岸・神磯の鳥居（大洗町）	岩場に建つ鳥居越しに朝日が昇る絶景スポット。フォトジェニックな観光地として人気。

② 歴史・文化

常陸国としての歴史や、神社仏閣、近代工芸、農村文化などが色濃く残ります。

観光資源名	説明
笠間稲荷神社（笠間市）	日本三大稲荷の一つ。初詣や菊まつりなど年中行事も充実。
鹿島神宮（鹿嶋市）	武道の神様を祀る東国随一の古社。荘厳な森と奥宮も見どころ。
水戸偕楽園（水戸市）	徳川斉昭が造園した日本三名園のひとつ。梅まつりが有名。
弘道館（水戸市）	水戸藩の藩校跡。武士の教育の場としての歴史を伝える施設。
笠間焼の里（笠間工芸の丘など）	江戸時代から続く陶芸文化。体験や展示・販売が楽しめる。

③ レジャー

アート・科学・アウトドア・ファミリー向け施設まで、幅広いレジャーが可能です。

観光資源名	説明
アクアワールド茨城県大洗水族館（大洗町）	サメの飼育種類数日本一。イルカショーも人気の大型水族館。
つくばエキスポセンター・JAXA筑波宇宙センター（つくば市）	科学・宇宙への理解を深める教育観光に適した施設。
いばらきフラワーパーク（石岡市）	バラを中心とした花のテーマパーク。リニューアルによりアート・グランピングも充実。
竜神大吊橋・バンジージャンプ（常陸太田市）	高さ日本一級の吊橋でスリル満点の体験が可能。周辺の紅葉も見事。
道の駅ましこ・農産物直売所（各地）	地元の特産品や体験イベントが充実しており、観光の立ち寄り先として優秀。

④ 特産品・グルメ

農産物・海産物ともに恵まれた食の宝庫。名産品も多く、観光とグルメが直結しています。

特産品名	説明
あんこう鍋（県北沿岸部）	冬の味覚の代表格。肝入りのどぶ汁も絶品。漁港での食体験が可能。
水戸納豆（水戸市）	全国的にも有名な発酵食品。納豆巻きや納豆料理の専門店も存在。
メロン・栗・れんこんなどの農産物	メロンは鉾田市が一大産地。栗やれんこんもブランド化が進んでいる。
常陸牛（県内各地）	茨城県産の高級和牛。レストランや道の駅での提供も拡大中。
笠間焼の器と食の組み合わせ	食器と料理をセットで楽しむ観光体験も人気。クラフトツーリズムとして注目。